12月1日から2日間、千葉市内にて、かつて児童買春の被害に逢うなどした少女たちの声を伝える企画展「私たちは『買われた』展in千葉」が行われた。会場では、被害を受けた少女たち本人の経験談や手記などが展示されており、彼女らには「家庭内暴力を受けていた」「行くところがなかった」など、さまざまな背景があった。児童買春の実態について知るために300人以上の来場者が訪れた。
主催団体のシェアスル代表関根さんは、「千葉にも苦しむ少女がいるはずだ、女性の相談に乗れる体制整備などを行うことで支援をしていきたい」とコメントしていた。
展示名:私たちは『買われた』展in千葉
日時:12月1日、2日
場所:千葉市文化センター(千葉市中央区中央2-5-1)5階
〇 シェアスルとは
2018年6月、関根由紀世代表ら千葉市在住の女性ら10人によって立ち上げられた。居場所をなくした少女や、行政の制度から漏れることの多い、生きづらさを抱えた若年女性(無職や非正規雇用の女性)を支援するための活動を行う団体。これまで、夜の街のフィールドワーク(千葉駅周辺)や生きづらさを抱える女性について学ぶワークショップなどを主な活動として行ってきた。
若い女性の相談に乗れる体制の整備や、彼女らを一時的に保護できるシェルターづくりなどを目標としている。