障害のある方の“働く”をもっと当たり前に「社会福祉法人あかね」

 

 JR下総中山駅の駅前に、「社会福祉法人あかね」(就労継続支援B型事業所「ワークアイ・船橋」/就労継続支援B型事業所・就労移行支援事業所「ワークアイ・ジョブサポート」)がある。ここでは、通常の雇用が困難な障害者に対し、就労・生産活動の機会を提供している。2つの事業所では、内職、テープ起こし・情報入力処理・圧着ハガキ印刷・点字名刺印刷、障害者向けIT講習などのほか、就職を希望する方への知識及び能力向上に必要な訓練も行っている。

 

 

 「社会福祉法人あかね」を運営する金子楓理事長は「目が見えなくなっても働きたい」という思いから、1996年に「ワークアイ・船橋」を立ち上げた。事業はテープ起こしから始まったが、当時は何かやらなければととにかく必死で、ICレコーダーの使い方もわからないまま講演会に参加したこともあったという。前例のない事業だったため行政と何度も話し合いを重ねたが、平成14年、ついに社会福祉法人の認可を得た。現在は約70人の利用者が契約し、仕事をしている。

 

 

 金子さんは「企業からの信頼を最も大切にしている。今後も利用者が継続的に仕事できる環境を提供していきたい」と今後の抱負を語っていた。

 

 

事業所名:①ワークアイ・船橋 ②ワークアイ・ジョブサポート

 

住所:①船橋市本中山3-21-5 YSビル2階 ②船橋市本中山3-22-1 STハイツ1・2F

 

電話番号:①047-336-5112 ②047-314-5286

 

 

※「社会福祉法人あかね」は12月8日(土曜日)、障害者週間に合わせて「あかねオープンフェスタ2018」を開催する。会場は「ワークアイ・船橋」である。