中村哲医師,アフガニスタンでの人道支援活動を報告

 

6月10日、船橋市民文化ホールにて、医師である中村哲氏による講演会が行われた。中村医師は、1984年パキスタン・ペシャワールでハンセン病診療を開始し、その後も診療所を複数建設した。また、医療だけでなく、アフガニスタンでは農業用水路の建設に携わり、多くの現地住民を水不足から救った。

 

 講演の中で中村医師は、アフガニスタンや関係国の現地情勢を踏まえ、「戦争よりも食料自給のほうが大切だ」と訴えた。

 

 講演会参加者は「素晴らしい講演だった、中村さんのような人がノーベル平和賞を受賞するべき」と、講演を絶賛していた。

 

 会場には、定員1、000人を大きく上回る人がおり、立ち見客も大勢見られた。